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ドローン・あんこくのつばさときぼうのとうだい

Drawn: 暗黒の翼と希望の灯台 Drawn: Dark Flight
メーカー:Big Fish Games(主力販売ポータル)/BIG FISH GAMES STUDiOS(開発)
 『Drawn: 呪われた塔と魔法の絵の具』の続編。絵本の中に逃げたアイリスを助けながら魔王の使者と戦う『MYST』タイプのAVG。
 今回も雰囲気満点な独自の世界観と美麗なグラフィックは健在。ストーリーも起伏があり飽きさせないが、前作の鮮烈さは多少薄まってしまっているようにも感じた。

 なおストーリーは完結するように見えるが、さらに続編が作られる模様。

 Drawn:呪われた塔と魔法の絵の具

# by buisochan | 2011-03-18 16:04 | Windows  

コズミックサイコ

COSMIC PSYCHO
メーカー:カクテルソフト
 現代の若者が突然未来世界に跳ばされてしまう…という異世界もの18禁AVG。
 だが、このゲームはシナリオがよく練られていて、どんでん返し有り、伏線有り、涙有りと飽きさせない。当時の18禁ゲームのシナリオにはなかなかこのレベルのものはなかった。
 なお、ゲーム内にはミニゲームとしてSTGパートが存在するが、この出来はごく普通だった。単体としては非常に物足りない…が、メインはAVGなのでかまわないだろう。
 原画は林家ぱー(現・林家志弦)氏。当時としては綺麗なグラフィックだったが、個人的には少々色キチに見えた(カクテルはみんなそうだが)。苦笑。

 なお、BGM及びアレンジ版を収録したCDが付録。音源はサウンドボード2版を収録している。

--------ここまで2005/06/23---------------

 世間では世界初の泣きゲーは『かわいそう物語』(PC98/88VA、システムソフト)ということになっているような気がするけど、かわいそうなのは主人公の扱いで、純粋な意味での泣きゲーはこれが最初のよーな気がしてきた今日この頃。『マブラヴ』(Win、áge)の源流はここじゃないかなという気がする。

 マブラヴ

# by buisochan | 2011-03-18 04:20 | PC-8801/mkII/SR/FH  

ミステリーじけんぼ・13ばんめのがいこつ

ミステリー事件簿:13番目の骸骨  Mystery Case Files: 13th Skull
メーカー:メーカー:Big Fish Games(主力販売ポータル)/BIG FISH GAMES STUDiOS(開発)
 『ミステリー事件簿』シリーズの新作。一応過去の話も時々顔をのぞかせるが、基本的には独立した話になっている。失踪した夫の捜索を依頼された名探偵だが、娘は「海賊の亡霊に父親は攫われた」と主張するのだった。 

 今回もアイテム探しを絡めたPZG+AVGだが、珍しくというかやっと今回本当にミステリー仕立てになっている。もっともオカルト風味が絡んでくるのは相変わらずで、今回はそれに音楽などでアメリカ古来の土着風俗表現がプラスされている。
 また、ミステリー仕立てということで会話主体のゲーム構成になっている(よって実写ムービー配分が非常に多い)が、それに伴いおつかいゲームの側面が出ていることも特色だ。かといってストーリーがおざなりかというとそんなことはなく、どんでん返しも用意された凝ったものとなっている。秀逸な作品だ。


 …とここまで書いて、余談ではあるのだが、ラストの演出が、その…3/11のあれとかぶって微妙なことに。全然ゲームには関係ないんだけどね;


 ミステリー事件簿:レーブンハースト
 ミステリー事件簿:続・レーブンハースト
 ミステリー事件簿:マダム・フェイト
 ミステリー事件簿:ダイアグローブの伝説
 ミステリーケースファイル・ハンツビル
 ミステリーケースファイル:プライムサスペクツ

# by buisochan | 2011-03-18 01:20 | Windows  

ミステリーじけんぼ・ダイアグローブのでんせつ

ミステリー事件簿:ダイアグローブの伝説  Mystery Case Files: Dire Grove
メーカー:メーカー:Big Fish Games(主力販売ポータル)/BIG FISH GAMES STUDiOS(開発)
 『ミステリー事件簿:続・レーブンハースト』の帰路、ダイアグローブ村にて猛烈な寒波に遭遇した名探偵が巻き込まれる伝奇スリラーAVG。
 
 今回もアイテム探しを絡めた『MYST』タイプのPZG+AVGだが、サイコホラー色は薄く、グロテスクなシーンも少ないのでより広くおすすめできる作品だ。難易度も若干『続・レーブンハースト』より低いように思える(PZGはともかくAVG部分の難易度が格段に低いように思う)。

 実写ムービーも違和感なくゲーム画面に融合しており、エンディングでのロゴの出方も心地良い(アレが学会発表されるというのもどうかとも思うがそういう世界だし…)。非常に出来がよい作品だ。

 ミステリー事件簿:レーブンハースト
 ミステリー事件簿:続・レーブンハースト
 ミステリー事件簿:マダム・フェイト
 ミステリー事件簿:13番目の骸骨
 ミステリーケースファイル・ハンツビル
 ミステリーケースファイル:プライムサスペクツ

# by buisochan | 2011-03-18 01:04 | Windows  

ファイナルファンタジー14

Final Fantasy XIV
メーカー:スクウェアエニックス
 さて、国産MMORPGの最高峰を銘打って発売された『FF14』だが、ご存知の通り散々な評判だ。
・UIが使いにくい上に動作が遅くいらいらさせられる
・Mobがサーバ負荷対策のため異様に少なく取り合いになる
・サーバが重くラグが多い。その影響でなかなか開かないドアなどもある
・修練値がなかなか上がらない
・生産をプッシュしている割に流通に対するフォローがないため需要などがわからず販売も購入もしにくい
・美しいフィールドだが地形には使い回しが多く何度も同じ地形を通ることになる
・なにをするにも手順が多くまた待たされる
・新規の流入がほとんどなくなってしまった
・生産のレシピなどが保存されないため生産に大変手間がかかる
・生産できるレベルと生産される装備品のランクが釣り合っていない
・疲労度・アニマ(テレポート用のPt)などの回復が遅い
・国ごとの難易度・利便性に大きな差がある
・リーヴ以外にすることがない
などなど、数多くの問題が指摘されている。他の件はすでに散々語られているので、ここでは最後の「リーヴ」について話題を絞ってみたい。

 「リーヴ」というのは他のMMORPGでいうデイリークエストのことで、生産系の「ローカルリーヴ」と戦闘・採取系の「リージョナルリーヴ」他に分けられている。一度に8つまで受けることができ、36時間で再度受けられるようになる。

 ここで筆者が問題に思うのは、このリーヴ以外のクエストが異常に少ないことである。メインクエスト(各国各1つ計3種、キャラクターは1つしか受けられない)の他には職業レベルが20以上になると一定レベルごとに受けられるようになるギルドクエストがあるだけで、その他の細かいクエストなどが一切存在しないのだ。

 他のMMOだったら、「町の外で畑が荒らされて困っている。○○というモンスターを8匹倒してきてくれ」「これこれを作るのに材料が必要なんだ。バットの翼を10枚持ってきてくれ」「恋人にラブレターを渡したいんだ」などなど、街の人がさまざまな依頼をしてくるところで、実際『FF11』でもそういうものはあったのだが、『FF14』ではなぜか一切排除されてしまった。この手のクエストは経験値を稼げるとともに、街の雰囲気やNPCの人間味、サイドストーリーなどを感じさせるために非常に重要な要素だと思うのだが、なぜこのゲームではそれがないのだろうか?
 『ミスティックストーン』(Win、Runewalker Entertainment(開発)/AERIA GAMES(運営・ローカライズ))などはこれとは正反対のつくりだ。デイリークエストももちろん完備されているが、基本的に街の人がプレイヤーに依頼してくるクエストを受けクリアしていくことでレベルが上がっていき、ストーリーも進んでいく。街のNPC(クエストを受けられるNPCの頭の上にはマークが出る(ちなみにもうすぐクエストを受けられるようになるNPCにも別のマークが出るという親切さだ。これは『World of Warcraft』(Win、Blizzard Entertainment)の影響のようだ。ちなみに『The Tower of AION』(Win、NCSOFT)などでもこの方式は採用されている)にも顔なじみが生まれ、NPC同士の関係もわかってストーリーに深みを加えることに成功していると筆者は思う。

 『FF14』ではストーリーに一切関係しないリーヴをクリアするだけの毎日がほとんどのため、レベル上げが結構大変なのもあってストーリーを読み解く楽しみはまだほとんどなく、ひたすらキャラクターのステイタスの数字を上げるだけの毎日が続く。MMORPGでは、世界での生活と、世界観への没入を促すストーリーの充実の両方が重要だと筆者は考えるが、片手落ちの現状の『FF14』ではモチベーションを保つのはなかなかに大変だと思う。そして同じように考えて続けることをやめてしまったプレイヤーも少なくないと思うのだ。

 とはいえ、まだ運営が開始されたばかりで、無料期間さえ(延長に延長を重ねられてはいるが)終わっていないゲームのことである。今後の成り行きに注目していきたいところだ。


--------------ここまで2010/11/19------------------


 その後スクエニ社長の謝罪と田中プロデューサーの更迭、無期限課金延期という前代未聞の事態や2度のバージョンアップなどを経て現在に至っている。UIはだいぶまともになってきているものの、コンテンツ不足の感は相変わらず否めない。プレイ人口もかなり減少してしまったが、現在残っている人々はなんらかの形でプレイする価値を認めた人がほとんどなので、おそらくはよほどのことがない限り正式課金開始時までは(だらだらと、かもしれないが)プレイを続けるのではないかと思われる。『FFXI』からゲームを立て直した人がこちらのチームに引き抜かれたとのことで、今後の展望にも多少の光が差したようだ(逆に『FFXI』プレイヤーにはたまったものではないが)。


 前回指摘したNPCクエストの件については、ネット界隈でも待望論・不要論の両論が出ているようだ。
 ゲームシステム自体を楽しみたいだけの人が不要だと主張するのにも筋が通っており、また、筆者が『FFXI』をプレイしていた時を思い出してみたところ、ストーリークエストは面白かったものの、NPCの台詞だけで進むようなクエストは、移動距離の長さに辟易させられ(労力と報酬・楽しみを天秤にかけ)クリアしなかったものも多くあったことを失念していた。
 そう、このゲームも、『FFXI』ほどではないものの、とにかく移動が長く苦痛なのだ。チョコボのような高速移動は未実装、テレポのような瞬間移動は制限があり、徒歩移動はとにかく長距離で単調(街が『FFXI』より狭くなったのは幸いだが、それでも広いのだ。まして世界を駆け回るようなクエストになれば!)…と、実際にお使いクエストが大量に実装されたとしたらやっぱりゲンナリするだろう。
 前回比較対象として挙げた『ミスティックストーン』がお使いクエストで構成されているにもかかわらず快適だったのは、移動距離が狭い上、高速移動の手段が複数、それもプレイ開始後すぐに利用できたからであった。

 結局この件は、落としどころが非常に難しい事案なのは確かだ。だが、先日行われた「どのファイナルファンタジー世界に住んでみたいか」というアンケート調査で最下位を記録し、理由が「暇そうだから」だった…というこのゲーム世界に、なんらかの形で彩りを加えていかなければ未来はないのも同様に確かだろう。


 ファイナルファンタジーXI
 ミスティックストーン

# by buisochan | 2010-12-17 17:06 | Windows