ファンタジーアースゼロ

FANTASY EARTH ZERO ← FANTASY EARTH THE RiNG of DoMiNioN
メーカー:ゲームポット/スクウェアエニックス/マルチターム→NHN Japan(吸収)→フェニックスソフト(開発移管)
 『JUNKMETAL』に続く、戦争を主にした国産のMMOACG。
 (MMORPGの体裁をとっているが、運営は「MMORPGではない」と公言している。また、戦場をひとつのルームと考える大規模なMOだ、という説もある。なおRTS(Real Time Strategy)としての要素も少なからず存在する。蛇足ながら、『JUNKMETAL』もMMOACGでなくFPS(First Person Shootinggame)だという説があり、同様に『FEZ』もTPS(Third Person Shootinggame)だという意見もある)

 アクション性は『ファンタシースターオンライン』並かそれ以上、狩りも少々単調でMOB(モンスター)のアルゴリズムが変ながらもこれも最近の韓国製ゲームよりは数段マシ、と期待のかかる作品。しかしβ1~β3、さらにその中でのアップデートで度々別ゲーと化しており、正式運用に期待と不安が入り混じるタイトルだ(※1)。なお制作のマルチタームはMPSという多人数プレイのライブラリの開発会社でもあり(『ときめきメモリアルONLINE』などが使用)、体力的にどうなのかという心配もちょっぴりある。
 ゲームの話に戻るが、キャラクターのポリゴン数は最近の3Dゲームにしては少ない。しかしそれにより(多少要求スペックが高めになるが)処理落ちや同期ずれも少ない(※2)50vs50の大規模な戦争を可能にしている。
 スクウェアエニックス…というかスクウェアの『PlayOnline』というプラットホームの上で動く唯一のPC専用ゲームとなるが、PS3あたりでのコンシューマー移植を考えているのかもしれない。

 ちなみに、サブタイトルが大文字小文字入り乱れているが、多分これはログインなんかと同じデザイン上の関係だと思われる。
 なお音楽担当は、崎元仁氏と岩田匡治氏の黄金コンビ。

※1:正式運用が開始されて1ヶ月が過ぎたが、ほぼβ3の内容のまま、レベルキャップを40に引き上げられたぐらいだった。(あと売ってる装備の能力・色がちょこちょこ変わった)

※2:「Waiting...」が延々と表示され続ける俗称「羽オンライン」、同期のずれ、足踏み状態で進めなくなる「足踏みオンライン」など、製品版になってβより悪化した。とくに同期のずれは偏差攻撃をしなければならないソーサラー(ウォリアー・スカウトは範囲攻撃の強力なのが一応ある)には致命的。なおこのラグは昼夜問わず発生し、また同じMPS(マルチタームの開発したMMOシステム、"Mass Player System"の略)使用の『ときめきメモリアルONLINE』(Win、コナミ)でも同様に同期のずれが発生している(こちらの場合はリアルタイム要素皆無なのでさほど問題にはならない)ことを併せると、MPS固有の問題だと思われる。

-------------ここまで2006/03/26--------------

 現在では、強い国・弱い国がはっきりと分かれてしまい(ゲーム画面が一切載っていないパッケージ、1人だけやたら大きく取り上げられているホルデイン女王ワドリーデ(初心者はこれを見てホルデインを選択することが多い)、弱い国ではひたすら敗戦に耐え、敗戦すると勝利の時よりはるかに少ない経験値しかもらえないため、伸び悩む経験値でレベルを上げていかねばならず、それに耐え切れなくなったユーザーが別の国に移住してしまう(キャラクターは作り直しか、セカンドとして別の国に作る)ため、非常に不均衡な状態になってしまった。打開策として一発逆転が可能な召還獣「キマイラ」が実装されたが、これも戦場の人数が均衡していてこそ有効に働くので(護衛が大量に必要)、人数負けしている弱い国にはあまり効果がない。
 そのあたりもあってユーザー数は減少傾向にあり、ついにスクウェアエニックスは運営をゲームポットに譲渡し、アイテム課金制に移行する、という前代未聞の事態となってしまった。『パンヤ』運営でアイテム課金のツボを心得て――心得すぎて――いるゲームポットの手腕が注目されるが、無料ゲーム大好きなライトユーザーが大量に流入すると思われるため、現在のプレイヤーたちは不安な日々を送りつつ、今日も戦争に励んでいる。

--------------ここまで2006/09/01-------------

 ついに移管まで2週間を切った。新しい公式サイトも用意され、またスクウェアエニックスのサービス期間と被る形で先行クローズβを10/23より募集するようだ。

 なお、スクウェアエニックスのほうのゲーム運営はというと、期間限定イベントとして、ドラゴンの召還条件を優勢劣勢関係なく死亡時一定確率で変身、各軍で同時に存在できる数も5体ずつ、ということになった。これが恐ろしくバランスを変え、いかに先にドラゴンを5匹揃えるか(=運)が最大の勝利の鍵となり、ジャイアントとレイスの価値をほぼ無くしてしまった。これはジャイアントがオベリスクを破壊するよりもドラゴンが2匹で破壊するほうが速い上リスクがなく(ジャイアントは歩兵やナイトに滅法弱いがドラゴンは空中に逃げればよい為)、レイスはドラゴンのブレスで死にやすい上に真っ先にゲート(召還用の再建できない建造物)をドラゴンに破壊されるためである。
 非常に大味になってしまったため、プチ引退組もちらほら出ている。イベントとはいえこれが1週間も続くのはさすがに…。もっとも、筆者は結構楽しんでいる。ドラゴンに変身できたことはまだないが。※
※その後10回以上変身し、すっかりドラゴンに慣れてしまった。また、後にこの1週間は「火の七日間」と呼称されるようになった。(2007/10/26)

------------ここまで2006/10/20------------

 その後開発であるマルチタームがNHN(『ハンゲーム』の運営元)に吸収されたり、またハンゲーム独自の運営を開始したり(その為公式SNSにはハンゲームサーバはログインできず、また一部イベントをスルーされたりもしている)、なんやらたくさんあったものの、2007年最も支持されたオンラインゲームを選出する「WebMoney Award 2007」でグランプリを獲得するなど、着実にプレイヤー数を伸ばしている。大規模なアップデートもおおよそ1~2ヶ月に一度行われるなど、すっかりゲームとして安定したようだ。
 筆者もRODβから数えるとプレイ暦が3年目にもなった。さすがに食傷気味な部分もないではないが、対人ゲームの楽しさは依然健在である。あまりのめりこむゲームでもないので、いい感じにネトゲをプレイできている気がする昨今だ。
 (ちなみに昨日、開発の移管が発表された。もっともよそ者の手に渡るというわけでもなく、また元マルチタームの開発力が絶賛できるほどでもなかったので(笑)、とくに問題はなさそうだ。)

------------ここまで2008/06/28------------

 開発移管後しばらくはせいぜい「課金装備のデザインひでー」というような不満が出るぐらいだったが、2009/03/30の新職「フェンサー」実装あたりから、ゲームバランスの崩壊及び修正能力の欠如が顕著になり、それはその後の「大剣」実装、新職「セスタス」実装、「銃」実装、「魔導具」実装…とどんどん酷くなり、ゲームのプレイ状況もラグが酷くなったりクライアントが突然落ちたりするようになり、かつて「神運営」と言われたこのゲームは見る影もなくなった。そんな中で2010/03/14、ゲームポット元社員(他のMMORPGの運営幹部)による運営体制の酷さが暴露され、あわてて運営が否定するも今度は3/15にマルチターム元開発の暴露が行われ、前者はゲームポットでの身元の公開、後者は開発環境のSSを添付…と捏造とは思えない証拠を引っさげての暴露で、大炎上の様相を呈する惨状となった。この詳細については以下のリンクが詳しい。

 FEZ 暴露まとめ

 …で筆者はというと、短剣スカウトで門破壊の職人をしていたが、修理職セスタスの導入で職を失い、今度はセスタスに転職してレベル40まで上げたものの今度はゲームそのものに飽きてしまい(5年もやっていればそろそろではあったが…)、現在絶賛放置中である。2chのスレッドは見ていたので放置後の凋落も眺めており、今回の炎上ではさすがにやるせないものを感じている。しかし、もう以前のようにこのゲームで楽しむことはできないだろう(運営云々とは必ずしも関係なく)。



JUNKMETAL
ときめきメモリアルONLINE
パンヤ
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by buisochan | 2010-03-16 12:43 | Windows  

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