ラグーン
メーカー:ズーム
ズームの第2作。『イース』タイプのARPGだが、「地形から落ちる」とか、「剣を振らなければいけない」とか、「半キャラずらしが通じない」とか、評価の分かれる差別化をしていた。また、ストーリーも割合面白かったのだが、なぜかシナリオを跳ばしてしまうことがあり、整合性が怪しかったのが残念。
また、当時そのグラフィックを見たOh!X誌が「このままってことはないですよね!?」という痛い記事を書いていた。結局そのままだった。
音楽は当初MIDI対応の予定だったが、担当の鈴木氏が制作途中で退社してしまったためFM音源のみの対応になった。よほどモメたらしく、サントラのライナーやフロッピー内の隠しファイルには恨み言が切々と綴られていた…。
エンディングテーマ「MOONCHILD」は、筆者はズーム音楽の中で一番好きだ。
それから、サントラに1曲収録されていない曲がある。ミュージックモードでは「未使用」となっているが、じつはエンディング直前に使われている曲。
なお、スーパーファミコン版が発売されているが、伝説の極悪移植であり、またパッケージアートもSFC史上5指に数えられる破壊力であった。このことが余計にこのゲームの印象を悪くしているのが残念。
by buisochan | 2005-06-21 13:43 | X68000