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むげんせんしヴァリス2

夢幻戦士ヴァリスII
メーカー:日本テレネット/ウルフチーム(ほぼ現トライエース)

 X68版。アクション性が若干他機種と違うが、これはX68版だけがウルフチーム制作だったことの影響が強いと思われる。また、優子の声優が島本須美から麻生優子に変更になっているのは、発売が例のコンテストの発表後だったから。
 なお音楽のアレンジもウルフチームの桜庭氏が行っていて、原曲とのアレンジの違いには評価が分かれるところ。なお、すでにサントラ(88ボード2版)が発売されていたため、音源化はされていない。残念。

 関連して、5面BGM「Rock'n Roll CINDERELLA」の作曲は佐藤天平氏で、サントラのライナーノーツで「ディストーションギターのコードストローク、似てるでしょ?」と書いているのだが、X68版では何故か全然似ていなかった。OPMは一応OPNの上位コンパチに近いチップなのだが、時折同じパラメータを入力しても同じ音が出ない場合があるのでそれが原因なのか? それとも音源ドライバーの問題なのか(LFOも含む)、効果音モードを使っていたのか、はたまた88版では実はサンプリング音を流していたのか、単に桜庭氏が「これでいい」と思ってしまったのか、よくわからない。4つ目以降でないことを祈りたいところ。
 もっとも、初代『ヴァリス』の時にもX1と88で全然音が違う(「DEATH WHISPER」)ことがあったし、X68版『テレネット・ミュージックボックス』収録の曲がどう聴いてもX1版よりいまいちになっているものがあったりもしたし、実はいつものことなのかも知れない。

 ちなみにこのサントラ、ジャケットがゲームのパッケージと同じだったので、とても買うのが恥ずかしかった。ジャケットを一目見た店員が、レシートにとても大きな字で「アニメ」と書いたのも思い出(苦笑)。

 なお、オリジナル版(テレネット版)の作曲は、10曲が小川史生氏、9曲が佐藤天平氏、2曲が梶原正裕氏。
 ところで、CDロムロム版は音楽もストーリーも全然パソコン版と違うので注意。個人的に、ストーリーはロムロム版の方が好きだ。

 「どれにしよっかな、これがいいわ」


-----------ここより加筆部分------------

 ところで、今回明らかになったヴァリスプロジェクトにはヴァリスヒストリーとして歴代作品の紹介があるのだが、PC版とロムロム版で全くストーリーが違っていた『ヴァリスII』を全く同じ紹介ページでお茶を濁していたり(そもそもPC版の正式名には「夢幻戦士」が付くのだ)、平行世界名が作品によって矛盾していたり、加えてストーリーの迷走ぶりといい、色々と突っ込みどころが多い。もともとのゲームがナニなのもあるけど、加えて多分元のゲームやったことがないヤツが適当な資料渡されて書いたに違いない。m9(`・ω・´)
(2005-06-21 13:56のものに加筆)


 夢幻戦士ヴァリス
 ヴァリスX ~優子・もうひとつの運命~

by buisochan | 2006-03-09 03:10 | X68000  

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