ざんまたいせいデモンベイン

斬魔大聖デモンベイン
メーカー:ニトロプラス
 ニトロプラスが発売したノベル…というか選択肢が非常に少ない18禁AVG。世界設定をクトゥルー神話から採っているが、時代設定を戦前~戦中である一連のシリーズから、現代~近未来へと変更している。主人公・大十字九郎が在住するアメリカ・アーカムシティ(アーカムはクトゥルー神話の中心的都市である)で起こる怪異に巻き込まれていくというストーリーだ。(なお移植作として成年指定を解除した『機神咆哮デモンベイン』(PS2、ニトロプラス)が存在する)

 単に名称を借りるだけでなく、設定内容までかなり忠実に(またはそれを基にアレンジして)クトゥルー神話の設定(「旧支配者」「旧神」「外なる神」「魔導書」etc.)をなぞっているため、一連の知識が全くないと大いに面食らう。筆者は高校のころからちょっぴり齧っていた為(行きつけの図書館に青心社の「クトゥルー」、国書刊行会の「真・ク・リトル・リトル神話大系」が揃っていた)、なんとかついていくことができた。なお一連のガイドブックとして「図解・クトゥルフ神話」(新紀元社)あたりが非常に役立つだろう。
 もっとも、「字祷子」(あざとうす)という当て字に失笑したり、ハスターの扱いの低さに多少違和感を感じたりもするのだが。

 グラフィックは大変美しく描かれているが、3Dで背景やロボットなどを描写していて、輪郭線をあまり気にせず描いているようで、時々なにがどうなってるのかわからない場面なども登場する(この辺は続編の『機神飛翔デモンベイン』では修正されている)。
 またシナリオのボリュームはかなりのもので、またマルチエンディング(5つ+バッド2つ)であることもあり、オールクリアには15~20時間かかると思われる。もっとも、既読テキストのスキップやログ閲覧の機能もそこそこ充実しているので、プレイは快適だ。

 筆者は長年積みゲーとして保管していたのだが、気が向いたのでプレイしてみた。そして、かなりハマっている自分がここにいる。続編まで購入してるし。
 パッケージ販売のオフゲーとしては『RINNE』(Win、日本ファルコム/ソフトバンクパブリッシング)以来のプレイのような気がする。

 機神飛翔デモンベイン
 都心復興デモンベイン
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by buisochan | 2007-12-22 03:57 | Windows  

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