マブラヴ

マブラヴ MUV-LUV save in the name of true love
メーカー:âge
 2003年3月に発売され(もう約5年前なのか)大ヒットした成年向AVG。筆者は病状の関係や成年向ゲームに興味を失っていたためプレイしていなかったが、『デモンベイン』をプレイしたり、キャラクターのフィギュアを入手したこともあって、今頃プレイ。(;´Д`) 登場人物の髪型が奇天烈なのが特徴。
 パッケージには「王道学園アドベンチャーゲーム」と記されており、実際プレイしても王道そのものの萌えAVGなのだが、メインヒロイン2人をクリアすると新規開始時に「マブラヴ UNLIMITED」が選択できるようになる。(学園もののほうは「マブラヴ EXTRA」)として選択可能)
 つまり、プレイヤーにとって「超」の意味が、初見(とても王道=very)とクリア後(王道をはるかに超える=over)で変わるわけだ。

 「EXTRA」のほうは(当時流行っていた)泣き要素はほとんどない文字通り王道的な萌えAVG。メインヒロイン「御剣冥夜」のボリューム(+存在感)が圧倒的で、プレイに関しても伏線も全て回収できる。それに対してもうひとりのメインヒロイン「鑑純夏」の方はというとかなり難易度が下がっており、イベントを全部回収しなくても、途中に来るバッドエンド分岐さえ突破していればエンディングまでたどり着ける仕組みになっている。
 またほかに3人(+おまけ1人)ヒロインが用意されており、こちらはスポーツを題材にしてストーリーが描かれる。そのうち2人は常にいがみ合っており、その攻略ルート中にひどいいじめが展開されるので筆者は少々引いてしまった(ここで引くようでは真のâgeファンにはなれないらしいが)。また前作『君の望む永遠』(Win、現在リメイク中)の登場人物が鍵になる役柄として絡んでくるのもポイント。

 そんなこんなで、「EXTRA」は非常に手堅いゲームになっている。しかし「UNLIMITED」ではそれが一変する。
 「UNLIMITED」では、主人公が自室で目覚めたとき、世界が一変しているのに驚愕するシーンから始まる。そこは1944年からこの世界と別の歴史を刻んできた並行世界であり、「BETA」と呼ばれる地球外生命との戦争を30年続けている世界だったのだ。成り行きで国連軍に入隊した主人公は、「EXTRA」で親しく付き合ったヒロイン5人(-1人+1人+おまけ1人)たちと、軍の正規兵になるべく訓練を続けていくことになる。(よく『高機動幻想ガンパレードマーチ』(PS2、SCE/アルファシステム)と比較されるのはこの辺りから)
 なかなかテンポ良く、また燃える展開を繰り広げていくのだが(ちなみに今回メインヒロインは存在しない)、ラスト付近で急展開しストーリーは終着する。そのあっけなさとある意味全てバッドエンドな展開にプレイヤーは驚かされるが、それは続編『マブラヴ オルタネイティヴ』(Win、age)への布石なのだ。(âge自身は「本来『マブラヴ』に入れようとしたが時間的にも容量的にも入らなかった」とコメントしているが、状況からみるとかなり早期に分割することを決定していた様子)
 なおストーリーはほぼ1本道で、途中の選択内容によって最後に告白できるヒロインが2~3人まで絞られ、その中のどのヒロインに告白してもエンディングを迎えることが可能。

 ボリューム的には「EXTRA」単体でも十分パッケージ作品として売れるレベルで、「UNLIMITED」までクリアしたプレイヤーの満足度は大きいだろう。しかし逆説的に、「不満感」を感じないプレイヤーもまたいないだろう。結局、ゲーム全体としての評価は『オルタネイティヴ』をプレイしてからのお楽しみ、という感じだ。そして筆者はまだプレイしていないので、とりあえずこの辺りで筆を置くこととしたい。

追記:全年齢版として『マブラヴ 限定解除版』が存在する。


 マブラヴ オルタネイティヴ
 かがやく時空が消えぬ間に
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by buisochan | 2008-01-13 23:33 | Windows  

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