テレプシコラ
YM2203(OPN)の効果音モード(OPN/OPNAのチャンネル3のみ可能で、各オペレータにそれぞれ別の基本周波数を与えることで同時に4音を鳴らすことが出来る)を利用したもので、『リボルター』のサウンドボード1上ではFM2音(4オペレータ)+4音(効果音)+SSG3音の計9音を鳴らすことが出来る(当然オペレータ数が減少するので音色自体の表現力は変化する)。また、サウンドボード2ではFM5音(4オペレータ)+4音(効果音)+SSG3音・リズム音源6音の18音(ADPCMを入れれば19音)を鳴らすことが出来た(『スターシップランデブー』などで使用)。
ちなみにとても使いにくいドライバーだったそうで(崎元氏の言、リボルターミュージックモードより)、崎元・岩田両氏以外の使用は確認されていない…が、メガドライブの『空牙』が大変に怪しい。
余談だが、YM2151(OPM、X1などで使用されているステレオFM音源)でも、2オペレータで2音鳴らすことは出来た(連動した和音しか表現できないが)。これは効果音モードとは全然違うし、原理上OPN/OPNAでも可能(但し音色の幅は構造上OPMに(4オペレータ使用の時よりもなお)及ばない)なのだが、『サンダークロス』(AC・コナミ)など、秘かに活用しているゲームも多い。
by buisochan | 2005-06-23 03:25